古びたクリーニング店を営みながらも借金に追われるサンヒョンと、赤ちゃんポストのある施設で働く児童養護施設出身のドンスには、 「ベイビー・ブローカー」という裏稼業があった。 ある土砂降りの雨の晩、 2人は若い女ソヨンが赤ちゃんポストに預けた赤ん坊をこっそりと連れ去る。
しかし、 翌日思い直して戻ってきたソヨンが、 赤ん坊が居ないことに気づいて警察に通報しようとしたため、 2人は仕方なく赤ちゃんを連れ出したことを白状する。
2022年第75回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品され、 主演のソン・ガンホが韓国人俳優初の男優賞を受賞。
人間の内面を豊かに描いた作品に贈られるエキュメニカル審査員賞も受賞した。